先週の悪夢エリート・ブルショールズ戦を後にして、ミズーリ州テーブルロックに向った。テーブルロックでの試合は本当に久しぶりである。以前と会場が違うので、モーテル探しやらボートランプの確認作業をしなければ成らないのだが、ここ数年セントラルオープンに勇ましく挑んでいる伊豫部健さんが、この辺の地理確認や宿泊先の確保をしてくれていたので大変助かった。
テーブルロックはブルショールズレイクと隣同士にあることから、同じパターンが通用するのではないかという期待感を持ってオフィシャルプラをスタートさせた。
そう、先週に引き続き、ミディアムクランク中心の釣りである。テーブルロックといえば、この試合を想定して作成したRPMクランクMID-10を中心に、プラ初日からキッカーサイズが炸裂した。色々なクランクベイトを試したが、4 lb前後のキッカーは、ことごとくMID-10バイトに集中していた。カラーもトランスルーセント系や、セクシークローム、YMチャート、レッドクローと色々と試したが、圧倒的にレッドクローに分があるようだ。
その後のプラも順調に釣れ、非常に楽しみなセントラルオープン第2戦になる予感があった。
試合初日、RPMクランクMID-10と心中する覚悟でキャストするプランは出来上がっている。タックルは先週に引き続き
BL FM701MHFB+
ジリオンJD6.3である。
クジ運も良くファーストフライトを引き当て、後は釣るだけ。最初のエリアから3 lbと立て続けに5 lb弱を釣り、このMID-10レッドクローパターンが如何にテーブルロックのバスにマッチしているかが良く分かった。そして、試合でのリザーバー攻略用に自らデザインしたMID-10の釣りに、「してやったり」であった。その後もしっかりとウエイトを伸ばし、約180人中19位で初日を終えた。
2日目はラストフライトのため、初日19位であるにも関わらず、大きくエリアを変えて違う水域の川へのロングランにチャレンジする決意をした。そのエリアをプラで数時間釣ったところ4 lb~3 lbのクオリティーバイトが幾つかあり、トップ12、いや優勝に向けてジャンプアップを狙うなら必要と判断したのだ。しかしながら、それは見事な失敗に終わりノーバイト。
気を取り直し、戻りながらロック系の岬へのMID-10のランガンで10匹ぐらいのキーパーはキャッチし、36位入賞と順位は落としたが、先週の嫌な流れを断ち切ると共に、セントラルオープンランキングは13位と、ジャンプアップには成功したようだ。
この試合は順位以上に、優勝を狙えるコンセプトのルアーを作っていた、ちょっと前の自分に感謝です。カタログ落ちしていますが、店頭で見つけたら即買いですよ。
宮崎友輔