2012年バスマスターエリートシリーズ第7&8戦で、間違いなく大活躍してくれたロッドが
BL SSS6101MLXSです。皆さんがお持ちの印象の通り、余りスピニングタックルは使わないのですが、ここぞと言う場面に登場させると、きっちりと仕事してくれるロッドですので、是非とも紹介したかったロッドの一本です。(
ロッド紹介ページの動画には、実釣シーンもありますので、是非参考にしてみてください。)→こちらで動画が見られます。
以前はもっと硬いモデルのロッドや、逆に柔らかいロッドも使い分けていましたが、何機種もスピニングタックルをスキーターに積みたくないので、ロッド技術部のIさんにお願いして、長さは6フィート10インチで硬からず、柔らか過ぎずのXF(エクストラファースト)テーパーのロッドの要望を出しました。「ドロップショット、シェーキーヘッド、ライトテキサス、スプリットショット、ライトキャロ、ワッキーリグ、小型シャッドと、スピニングロッドでの釣りを全部網羅し、トーナメントで必要なジャストキーパーの繊細なバイトを取りながらも、試合を左右するジャイアントバスの顎にフックをきっちり貫通させるだけのフッキング力を持ったロッドが欲しい。」と、今思えば凄い注文を出したものです。
このロッド
BL SSS6101MLXSの特徴は、とにかくバラさないこと。柔らかなティップアクションとベイトロッド並みのバットが、繊細なラインにしか出ない小さいアタリも感知し、「グイッ、ジジジ~」とドラグを効かせた
EXIST3012Hでアワセを決めれば、後はロッドBL SSS6101MLXSとリールのドラグが勝手にバスを寄せながらも、急な突っ込みにもベンドカーブとドラグシステムでかわしてくれる、最高にバランスの取れた設計になっていると感じられます。
レイクミシガンでは、ビッグフィッシュ賞こそ逃しましたが、5lb オーバーのビッグスモールをキャッチし、二日目は9位にまで順位を押し上げてくれました。こんなビッグスモールがジャンプや鋭い突っ込みをしても、無理をせずにタックルに委ねたファイトで、リールのハンドルを巻いてあげれば、まず間違いなくバスを手にする事ができます。それからドロップショットでは、橋本プロから教わったように、小さいスイベルをフックの3~4インチ上に結んで、糸ヨレ知らずでした。
Photo by Bass Zone
エリート最終戦のレイクオナイダでも、初日はパワーフィッシングでバイトしていたバスも、二日目は全くと言ってよいほどバイトがありませんでした。そこでいち早く釣り方を変更し、このBL SSS6101MLXSでのドロップショットを中心に一日投げ続けて、8バイトをミス無しで13lb 4oz 釣り、クラッシックへの切符を手に入れました。
セットするリールは2500~3000番。特にお勧めは3000番を組み合わせる事で、シーズン通じてバックラッシュ知らずでした。ラインは4 ~ 8 lbぐらいでしょうか。パワーフィネス時は、10 lbやPEを巻くこともあります。
私が使うメインスピニングロッドは、この
BL SSS6101MLXS一機種。
それほど、べた惚れな一本です。
宮崎友輔