2013年エリートシリーズ最終戦二日目、レイクエリーに向けてスキーターを走らせていた。湖上は南からの風で荒れ模様。特にエリーに入ってから、ザブザブの荒波を掻い潜るようにしていても、上下に波の高低差があり思うようにボートが進んでくれない。それでもゆっくりではあるが、2時間近くかかって目的のエリアに到着。マーシャルで乗ってくれた人には非常に申し訳ない程に荒れていた。
さあ泣いても笑っても4時間あるか無いかの釣り。GPSを頼りにマーカーを打ち、風上にボートをアイドルしてドリフトしながらの釣り開始である。
ドロップショットを
BL SSS6101MLXS +
EXIST 3000Hでリグっての一投目はビッグドラム、二投目4 lbのビッグスモール。3~4本のドラム、2匹目の3ポンドスモール。10本ぐらいドラム、3匹目4lbスモール。
その後ドラム連発で、やや移動して4匹目3 lb弱のスモール。それからもドラム連発だったが、開始から1時間20分ぐらいでリミットメイクとなる3 lbを釣り一安心。それどころか、この時点で17 lbはあり大満足。クラッシック出場に必要なウェイトは確保できた。
早めに何時に釣りをやめるか計算しながら、一匹を入れ替えた後その時が来た。5 lbクラスのスモールがフッキングと同時に水面に姿を現して、ビッグジャンプと同時にドラグをジージー言わせながら、水中に今度は猛突進している。
テンションだけをしっかりと保ち、EXISTのドラグを信じるだけ。この一匹の価値はこの試合、いやシーズンを終結するに十分な意味があり、時間をかけて慎重にランディングした。釣り開始から二時間弱の出来事であり、ドラム連発のお陰で、毎キャスト忙しい2時間であった。
その後2キャストするも、心ここに在らずというか、マーシャルに「さあ戻ろう!!」と告げると、「ユースケ、まだ1時間半は釣れるのでは?」とのコメント。「もう十分なウエイトを持ってるから、安全にバスも俺らも帰着するのが、今やらなきゃいけない事。この荒れ具合だし、ガソリンの給油もしたいから。」と早めにエリーを離れた。
セントクレアに2時間15分かけて戻り、まだ1時間半は釣りできたがボートトラブルを避けて、早々に1番でチェックイン。21 lb 5 ozとこの二日目のセカンドウェイトを叩き出して、72位から16位にジャンプアップした。
(Photo by B.A.S.S.)
3日目は凪っていたので、朝だけエリーに走り1時間半で3匹釣って、レイクセントクレアに戻り、残り時間で10数匹を追加して17 lb 4 oz。レイクセントクレア戦を15位で終えた。
2013年エリートシリーズ年間22位と、前半戦の80位台を彷徨っていたのが嘘のような中盤から後半戦で、2014年バスマスタークラッシックのチケットを手に入れた。
応援して頂いているファンの皆様、関係各社の方々、ありがとうございました。