冬のイーストテキサスは朝はマイナス気温というのも珍しくなく、日中は5~10前後。しかしコールドフロントに襲われると、一気に日中でもマイナス気温になり、水温も5度と厳しい釣りが強いられる。逆に暖かい高気圧に恵まれると18度にも気温も上昇して、バスの活性も当然良くなる。この辺の天気の不安定さが、日本との大きな違いだ。
さて友人の東間洋介さんが留学を終えて日本に帰国するので、レイク・フォークに一緒に出かけた。開始早々5投目ぐらいから、赤羽プロお墨付きのD-シャッド60SPで軽いラッシュ。洋介が投げるシャロークランクを尻目に、一人舞台。「
RPMクランクMID-10が入ってるから、勝手に使ってみて!」とアドバイス。直ぐに8 LBクラスを船べりでバラシ、悔しがる洋介の顔は、楽しそうである。今度は後ろから3~5 LBクラスを
MID-10で釣られ、サイズ的にはやられっぱなし。どうやら一段深い層をゆっくり巻きに、やられている様だ。
午後になって気温も上昇したのを見計らい、2ヶ月ぶりに『シャロークランク一本勝負』の撮影で使った上流エリアにボートを向けた。『シャロークランキングとは』を最後に洋介にもう一丁稽古をつけますか、と彼がフロントデッキでボートを操船して釣り。洋介とは色々なところで一緒に釣りをした思い出話に花が咲いた。
RPM クランクMID-4にチェンジし、釣ったりバラシたりする洋介の喜怒哀楽を横目に見ながら、こちらは根掛かりの嵐。私は洋介が持ってきた、最近発売されたアメリカブランドのスクエアビルクランク2種類を借りてテストしていた。
やはり最近のアメ物はコピー商品が多く、オリジナル商品にあるトータルバランスが取れていないのが印象的だ。余りにも根掛かりが酷いので、流石に
MID-4にチェンジ。直ぐに6 LBクラスを釣り、その後も数匹を追加。フィールドからの答えが、全てを物語っていた。最近プライベートでは巻物やスプーンばかりだったので、気分転換にRPM ジグ3/8をスタンプにフリップして2匹を追加した。
洋介はRPMクランク各種、巻物だけで二桁ぐらいバスをかけ、大満足で5年間の留学生活の最後を締めくくった。
宮崎友輔