1年の内で最も厳しい季節なのは日本もテキサスも同じですが、1つ違う点は『寒暖差』です。
最高気温でさえ氷点下前後で雨や雪によって路面が凍結するかと思えば、翌週には一気に20度近くまで上昇し、半袖でも汗ばむ陽気になる事です。(要するに、天候がムチャクチャな訳です・・・苦笑)
しかし20度前後まで気温が上昇するからと言って水中も一気に春めく訳ではありませんが、気温が上がりやすい場所やバスが短時間でもフィーディングするであろう場所を狙う事で、真冬でも貴重な1本を手にすることは可能です。それは日本でもアメリカでもバスはバス・・・今回は地元のレイク・レイハバードにてこんな場所で陸っぱりに出撃してみました。
春先にスポーニングエリアとなりうる小規模なワンドの入り口に突き出た岬状のエリア。
写真のように岬は崩れたコンクリート護岸の残骸で構成されていますが、そのコンクリートからは補強素材のワイヤーケーブルが飛び出しており、見るからに根掛かりの嵐となりそうです。その反面、太陽光で周囲の水温は上昇しやすく、魚がシャローからディープまで天候に応じて移動出来る水深もあり、ゴリ系のベイトやエビ・ザリ系のベイトも充分ストックしていると思われます。
このような場所では根掛かりの少ないラバージグやテキサスリグ、各種ライトリグなどが有効なのは皆さんご存知だと思いますが、僕の場合は
RPMクランク(MID-4)を積極的に投入します。
レイダウンやスタンプフィールドなどのナチュラルカバーで圧倒的な障害物回避能力を誇るRPMクランクですが、マンメイドストラクチャー周りでもその威力は健在で、真冬のシャローエリアからグッドサイズを引き出してくれる“本物の力”を持っています。
この日も短時間の釣行でしたが、春を少し意識し始めた貴重なブリブリのバスを連れて来てくれました(喜)。
また根掛かりが少ないという事は厳しい場所でもリズムを崩さずに釣り続けられます。特にオカッパリでは立ち位置が限られ、ボートからよりも釣りづらい場合が多いですが、そんな時の一手としてこのRPMクランクは良い仕事をしてくれますよ~!!(ちなみに狙うのは風裏でなく、冬でも意識的に風が当たるエリアを狙った方が巻物系は結果が出ると思います。)
”テキサス特派員K”