いよいよ最終戦となった、2011年バスマスター・エリートシリーズ第8戦は、アーカンソー・リバーから約6時間東に移動して、アラバマ州レイク・ウィーラーでの開催となりました。レイク・ウィーラーと言えば『ディケーター・フラット』と言われるほどの一番ポピュラーな場所があるのですが、そのディケーター・フラットからウィードが消えてしまい、それと一緒にバスも消えてしまったとのこと。そんなコンディションでの最終戦で、2012年バスマスター・クラッシックへの出場権争いに決着がつきます。
(Photo by B.A.S.S.)
今年3度のトップ12入りを果たしているイッシュ・モンローは、フロッグとディープクランクで初日・2日目と12ポンド前後を釣り34位で3日目に駒を進めました。そして3日目、ビッグスプーンでビッグウェイト20ポンド14オンスを釣って6位にジャンプアップ。最終日も13ポンド14オンスをウェイインし、4日間のトータルウェイト58ポンド15オンスで4位入賞を果たしました。年間成績も20位と、クラッシック出場権を獲得です。
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クラッシックを懸けた大事な試合となった大森貴洋は、レッジのトップへのホグ系ワームのヘビーキャロライナリグ(1オンス)をメインに、最初の2日間共に14ポンド前後の高ウェイトで2日目を15位で通過。そして3日目、釣り時間を1時間残した時点で7ポンドしか持っていませんでしたが、そこで天気が突然サンダーストームに変わったため、シャローのリップラップでのスクエアビルクランキングにチェンジします。それで4ポンドと3ポンドのキッカーフィッシュを釣って13ポンド13オンスをウェイイン。12位でファイナル出場が決まり、クラッシックへの出場も決まりました。「まさに神が降りてきた感じだった。いい時は頭で思い描いた通りに釣れるもんだよ。」と興奮気味に話す大森プロですが、これも彼の状況判断力、メンタルの強さ、そして技術が全て合わさって成し得たことでしょう。大森プロは4日間のトータルウェイト48ポンド5オンス、12位でこの試合を終えました。年間成績は32位となっています。
(Photo by B.A.S.S.)
ランディ・ハウエルは初日、フライトが遅かったせいで自分の入りたかったエリアで釣ることができず、7ポンド8オンス、87位と大きく出遅れますが、2日目に18ポンドのビッグウェイトを持ち込み16位に大きくジャンプアップします。3日目も12ポンド11オンスをウェイインし、3日間のトータルウェイト38ポンド10オンス、14位の好成績を収めました。年間成績も13位でクラッシック出場が決まっています。
宮崎友輔は、初日、
RPMクランクMID-10(セクシーサンバースト)とスイムジグでレッジを釣り11ポンド3オンス、2日目は10インチワームでのスローダウンした釣りもプラスして4ポンドフィッシュを釣り、13ポンド6オンスをウェイインして30位に順位を上げます。しかし3日目は思い通りの展開にはならず、1匹のみ1ポンド8オンスをウェイイン。3日間のトータルウェイト26ポンド1オンス、49位で試合を終えました。
ダスティン・ウィルクスは、初日11ポンド3オンス、2日目10ポンド5オンスを釣り、2日間のトータルウェイト21ポンド8オンス、59位でフィニッシュとこの試合揮いませんでしたが、エリートシリーズ全8戦中6戦入賞しており、年間19位でクラッシック出場を決めました。
清水盛三は初日、プロペラをヒットして破損し、その修理に時間を取られてしまったこともあり、初日1ポンド14オンス、2日目7ポンド7オンス。2日間のトータルウェイト9ポンド5オンスで、99位に終わりました。