3月も中旬を過ぎると春本番。おのずと釣りもシャローに目が行きがちですが、この時期バスを手にする確率が高いのは、まだ一段水深が深いステージングエリアだと今まで考えていました。しかし今年の春から有る程度水が澄んでいればボトムが目視出来そうなシャローエリア(水深50cm前後)でもグッドフィッシュを何本か手にしています。
そのような浅い場所を狙うのはおのずと選択肢が絞られる訳ですが、色々試して結果が出ているのがトップウォータープラグの一つ、ポッパーなのです。
今までトップウォーターを本格的に使い始めるのはスポーニング終盤以降だったのですが、以前宮崎さんからレイクフォークでプリスポーナーをフロッグで狙う話を聞いたり、数年前にテキサス州トレドベンドで開催された春のエリート戦でポッパーがウイニングベイトの一つになったり、フロリダではスポーニングを意識したバスをダブルスイッシャーなどで狙うのも一つのビッグフィッシュパターンという話を聞いていましたので、『春=トップウォータープラグでビッグフィッシュを狙う』という事は、是非自分の中でも検証してみたい釣りの一つでした。
そして水深50cm前後をこの時期表層系のルアーにはさほどアクティブでないバスにアピールする為に選んだルアーが前述したようにポッパーだったという訳です。まずポッパーはアクションさせた時の移動距離が少なく(バスが諦めずに追い続けやすく)、ポップ音やダイブ、スプラッシュの飛ばし方で状況に合わせたアピール度合いを調整出来ます。
またクランクベイトやリップレスクランク、スピナーベイトでは釣りにならなかった超シャローウォーターからもバスを手にする選択肢が一つ増えるという事になります。
この『選択肢が一つ増える』という事はバンクフィッシングを中心に釣りをする場合、大きな意味合いを持ちます。今迄明らかに浅くてバスの姿も見えず、早春であればあまり釣りをする気にならなかった場所からでもバスを手にする事が出来る可能性がある訳ですから、ダメ元でも一応キャストしてみて損は無いと思います。
自分も「この時期トップってなぁ・・・」なんて思いながらキャストしていましたが、見事に水面が割れた時の光景は今でも目に焼き付いていますから。ポッパーも有りと言うことはフロッグでも十分可能性が有る訳ですので、次回は
Dフロッグを投入していち早く今年のフロッグ初フィッシュを狙ってみようかと画策しています。
”テキサス特派員K”