2015年もよろしくお願いします!フロリダの北嶋です。
今年もバスマスターサザンオープンに全力を注いで参戦です!
優勝すれば来年のバスマスタークラシックへの出場権が与えられ、
年間トップ5に入ると、翌年のエリート参戦権が与えられる夢のでっかいツアー。
そのこともあって,エリート選手も多く参戦し,FLWプロや,
強豪地元アングラーも参戦する,ハイレベルな試合と言えます。
そのサザンオープンの初戦開催地は,地元フロリダ州のキシミーチェーン。
レイクトホ,サイプレス,ハッチナハ,キシミーと4つの湖から構成される
巨大なフィールドです。
優勝を狙うためには,水門(ロック)を越えて片道1時間かかるものの,
ビッグフィッシュを狙える確率が高いレイクキシミーでの勝負が
必要不可欠と判断し、プラクティスを進めました。
今回はまだプリスポーンの魚が多かったこともあり,
スポーニングエリアの外に絡むカバーを重点的に釣り込み,
メインで見つけたパターンは,やはり、パンチング。
様々なカバーが存在する中,目をつけたのは写真のような
リリーパッドが朽ちてできたマットでした。水深は約1.5メートル。
あまりポピュラーではないマットですが,日光を受けて温まりやすく,
寒い時には魚が付きやすいカバーとなるのです。
プラ最終日では,同船者のケーシーが6ポンドのキッカーを釣り,
試合に向けてこのパターンに自信を持って臨みました。
初日は,プラクティス最終日同様に風が吹き荒れ,曇り空。
パンチングには不利な天候に,抑えで持っていたチャターベイトも
試しながらエリアを回りました。
しかし,チャターベイトで釣っていたエリアの魚は沈黙。
キーパーのパターンとして考えていたこともあり,リズムに乗れず,
パンチングではフッキングミスを連発したり,
じっくりと釣り込めないまま3本でウェイン。
200艇中155位と出遅れました。
そして,2日目。
ボートデッキには,Zillion-801HFBとニュージリオンのコンボ2本だけを置いて
パンチングで心中する気合と共に,レイキキシミーを目指します。
今回のパンチングは,いつもよりも水深のあるマットだったので,
マット貫通後,フリーフォールでナチュラルに落とすことがキーでした。
ニュージリオンリールのスピードシャフトと耐久性が最強な武器になったのです。
初日にバスがいたポジションを思い出し,バスがカバーにタイトに付いていないと判断。
擦り抜けを重視したシンプルで小さいシルエットのクローワームから,
アピールが強く,魚を引きつける力のあるパドルホッグにチェンジ。
その読みがあたり,午前中にキーパー3本をキャッチ!
太陽が出てきたタイミングでエリアを移動し,ベストなストレッチに入るとラッシュ!
ナイスキーパーとなる2.5ポンドの魚を立て続けに釣って
リミットと入れ替えまで成功。
ここで1本キッカーが入れば,入賞が見えてきたのですが,
その1本を釣ることができずにタイムアップ。
5本で12ポンド強を釣り,単日トップ25位のウェイトでしたが,
初日の3本が響き,79位でフィニッシュとなりました。
地元の試合でこの結果には悔しさが残りますが,
初日に色々と試しすぎてしまった判断が甘かったのです。
気持ちを振り切れず,パンチングとどっちつかずになってしまった。
試合の前からパンチングで数が出ない状況と気づいていても,
それで勝負を掛けられるコンフィディンス,判断力の必要性を,
この試合で学びました。
同じような状況があれば、次ぎはいさぎよく行ってやります!!
今回学んだことを胸に,次戦のバスマスターサザンオープンも
全力で戦いたいと思いますので、ご声援よろしくお願いします!
北嶋一輝