フロリダの北嶋です!
世界最高峰のエリートシリーズとバスマスタークラシック参戦権を
めぐる試合,バスマスターサザンオープンの第二戦!
今回の舞台は,アラバマ州,アラバマリバー。初めてのフィールドでした。
地図からも想像がつくように,細長く蛇行した形状のリバー。
上流と下流に位置するダムからの放水によっては、
エレキでは止まっていられないほどの流れが出るフィールドです。
メインターゲットとなるのは,スポッテッドバス(スポッツ)とラージマウスバス。
まずは、スポーニングは終盤にかかっていることが予想される中、
得意なシャローの釣りで狙えるラージに焦点をおいてプラを開始すると,
初日から
Dフロッグにて,ここでのビッグフィッシュとなる5パウンダーをキャッチ!
しかも,丸呑み!!
数少ないクリーク内に点在するリリーパッド群から引きずり出しました。
これがラージ狙いに絞るきっかけとなったのですが、
全長100キロを超えるこの巨大なフィールドを目の当たりにし,
3日半という短時間で攻略するためには、思い切ってエリアを絞っていくことが必須と判断。
エリアを絞ったあとは、ラージパターンをより進展させていき,
レイダウン&オーバーハングまわりを、ジリオンTWS9.1の
超高速スピードをいかした3/8ozジグのスキッピングで、
3−4ポンドが狙えるパターンも見つけ出しました。
しかし、今回のラージ狙いで一番の難点となることがあったのです。
それは,「ラージを狙う場所が限られているということ。」
180艇以上参加するこの試合では,他の選手とのバッティングが容易に予想できました。
それでも,自分の得意とするシャローの釣り,
そして
Dフロッグに対するコンフィデンスが,
他の選手に釣り勝つ自信に繋がり、本番でもこの戦略をとることにしました。
そして迎えた初日は、水位&水温低下に悩まされ、
この日一番良い魚をバラすという失態付きの4本止まり。。。
初日、9lb9ozで72位発進と出遅れました。
そして2日目。前夜にまとまった雨が降り、水位上昇!
朝一からリリーパッドエリアでDフロッグで狙い、キーパーをキャッチ!
しかし、前日よりも選手が増えてきたので、ジグ撃ちのエリアへ。
このようなオーバーハング下にジグをスキッピングでぶち込んでいき、
早速キーパーをキャッチ。
水位が上昇しており、シャローのカバーに魚が入ってきてました。
ジリオンTWSの幅広いスプールにより、
太いラインを巻いても非常にスムーズにスキッピングができます。
最後までシャローを撃ちまくり、入れ替えも数回して、
5本、10lb13ozをウェイン。
しかし、実はこの日も自分のミスでグッドサイズを1本バラしていました。。
2日目で42位までジャンプアップしたものの、賞金圏内の40位まで
あと2ozという非常に悔しい結果でフィニッシュ。
決勝にも届いていた分の魚を見つけれていた今回の試合。
今でもその悔しさが残りますが、初めてのフィールドで慣れないリバー水系という中、広大なエリアを自分なりに絞込み、自分の釣りで決勝進出を狙えるところまで試合運びができたことは、非常にプラスだったと思います。
そんな試合展開ができたのは、普段から自信を持って釣り込んでいるルアーとタックルのおかげ。(
Dフロッグは、フロリダでもバリバリの一軍ルアー。)
使い込んでいるルアーに対するコンフィデンスが、ここまで試合運びに影響するものかと実感した試合でもありました。
次のバスマスターサザンオープンは最終戦、10月のジョージア州・レイクセミノール。
フロリダのフィールドによく似たフィールドなので、今回の悔しさを思いっきりぶつけていきたいと思います!
北嶋一輝