テキサスの北嶋です。
悔しい結果となったバスマスターセントラルオープン第3戦を振り返ります。
今回の舞台となったのはあのミシシッピ川。かなり上流部にあたるウィスコンシン州でしたが、アメリカ最長の川だけあって広大なフィールド。
会場となるプールから水門ロックを通って、上流下流に違うプールへ行けるのですが、プラの時点で水位が1週間で1m程下がる予報だったこともあり、1つのプールに絞ってとことん釣り込み、試合中にもアジャストできるようにプラを進めました。
プラの最中も日替わりで釣れる場所、釣り方が変わるような状況でしたが、何よりもフロリダを感じさせる湿地帯ベジテーションが多かったので、自分のシャロースタイルで貫きました。
試合初日。
1番あてにしていた大きなフラットエリア。バッティングは確実だと予測していましたが朝到着すると誰もいない。結局そこで昼過ぎまで釣り込みリミットメイク。9割がスティーズフロッグ、1割がパンチングでした。初日はまだ流れが残っていたのでバスの活性が高く、一度ミスバイトしても、しつこく誘えば2度3度食ってくる状況で、他のエリアで入れ替えにも成功し初日3位と好スタートを切りました。
(最初のミスバイトからどう誘って食わしていたか動画をご覧下さい。)
試合2日目。
朝一の場所に戻ってすぐに気づいたのが、流れの無さ。
案の定バイトが浅く、ミスバイトを連発し、2度目で食い込んでこない。
その中でもフックアップできたものを拾って行くものの、リミットが揃う前に日は完全に上り、スローな展開に…
こうなるとフロッグで出ても乗らない場合が多くなるので、あらかじめ予定していたパンチングへ移行するのですが、ここから歯車が合わなくなっていきます。
パンチングでマットを打つため至近距離でのアプローチが必要になるのですが、その間にコアングラーが後からフロッグをロングキャストして、後で入ろうとしていたマットから上手く食って来たキーパーを二本キャッチ。
そこでフロッグをまた投げ出す自分。でもやはりなかなか食い込まない。
ラスト10分に来た貴重な食い込むバイトは、合わせ切れ。
そんな事で空回りし続け、リミットが揃わないまま4本で帰着に…
決勝進出まで2ポンドの差 = もう一本というところでの26位フィニッシュ。
本当に悔しい結果となりました。
スティーズフロッグJrをフォローで投げておけばよかったとか、パンチングを自分のペースでやり続ければよかった等、試合中のメンタルの強化をより一層しなければならないと痛感させられた試合でした。
それでも幸いにも、年間順位は19位まで上がり、来月の最終戦に向けて良いモメンタムを得ることができたと思います。
最終戦は、オクラホマ州のグランドレイク。
渡米して初めて優勝をした、ゆかりのあるフィールドです!
優勝と年間トップテンを目指して全力で戦っていきたいと思います!
北嶋一輝
使用タックル
ロッド:タトゥーラエリート フロッグロッド 7.4 H(USモデル)
リール:タトゥーラCT Type R 8.1
ライン:J−ブレイド 65ポンド
ルアー: スティーズフロッグ(ヤドク)
ロッド:クロノス 7.6 H (USモデル)
リール:ジリオン SV TW 9.1
ライン:J−ブレイド 65ポンド
ルアー: 1.5oz + ホッグ系ワーム